あなたは褒める派?叱る派?
この記事では人を育てるときにオススメの方法について書いていきます。
- 社会人で言うと部下を持ってる上司
- 学生だと後輩を持っている先輩
誰しもが一度は後輩を持った経験があるではないでしょうか?
あなたは後輩たちをうまく指導できていますか?
よく、褒めて伸ばしたほうがいいか?叱って伸ばしたほうがいいか?と言う議論がありますね?あなたはどっち派ですか?
どちらが正解という訳ではありませんが、実は褒めた方が人が伸びやすいという研究結果が出ています。この記事ではその褒めた方がいい理由と実際の褒め方についてお話ししていきます。
この記事を読めばきっと褒めることの大切さに気付けます。
そしたら明日から後輩をできるだけ褒めてあげて下さい!
褒めた方が伸びる理由
人は褒めて伸ばした方が良い理由、それは褒めた方が人間の創意工夫が得られるからです。
実は「報酬と罰」という研究でも、「褒めた方が良い」というのが、研究結果として出ています。
これはどういう研究を行ったかと言うと、あるT字の道を作り、餌(報酬)や電流(罰)を用いてネズミがどちらに進むかを研究したものです。
- 左側に行ったら電流を用意する
- 右側に餌を用意する
- 左側に電流、右側に餌の両方を用意する
この3パターンがあったとしたら、どのパターンが一番ネズミが右の道に行くと思いますか?
普通に考えるとアメとムチと言われるように、③の餌と電流があるパターンが一番ネズミが右に行く気がしますよね?では、結果はどうだったか?
実は1番右に行ったのは、②の右側に餌を置いただけのパターンだったんです!なんか意外じゃないですか?
この結果からもわかるように、実は、叱る(罰)という行為では、人間や動物の行動を変えることは難しいという研究結果が出ているのです。
さらに叱ることに関しては相手の創意工夫を一切生み出すことはできません。
例えば、2人の子供に「安いみかんを買ってきて」って言うお使いを頼むとします。
- 片方は頼まれたもの以外のものを買ったら怒られていた子供
- 片方は頼まれたもの以外でも安いものを買ってきていたら褒められていた子供
この二人がみかんを買いに行ったらどうなると思いますか?
頼まれたもの以外を買ってきたら怒られる子供は当然みかんだけを買いますよね?じゃあもう片方の子供はどうなると思いますか?同じようにみかんを買ってきてと頼んだとしても、みかんを買ってくるだけじゃなくて褒められたいので、何か他に安いものはないかなぁ?って探しますよね?
つまり子供なりの創意工夫が生まれるのです。
会社でも同じことが言えます。
会社の上司に頼まれたことに対して、何かプラスαをつけようと頑張ったとします。でもそれがもしかしたら迷惑なことかもしれません。この時に「なんでそんなことやったんだ!なんで言ったこともできないの?」って言われるとすごいがっかりしますよね?
もしかしたら次は「それ以外はダメなんだ。怖いから言われた事はちゃんとやろう」って思うかもしれません。これも昔だったらよかったでしょう。でも今は時代が違います。今の時代はよりクリエイティビティーに想像力を働かせないと生き残っていけない時代なのです。
ではこの場合はどうでしょう?
同じようにプラスαをつけようとして、それが間違っていたとします。その時に「言われたことよりもプラスαをつけようとした心は凄いよ。ほんとに素晴らしい。ちょっと結果が良くなかったから次はこうしたらもっと良くなるよ。」って褒めてフィードバックしたとします。
そしたら次は何をしますか?
きっと僕だったら、次何かお願いされた時も、もっとよくできないか?って考えて仕事をすると思います。このように恐怖からは何も生まれないのです。もしかしたらその上司の思い通りの人にはなるかもしれないです。けどそれ以上のプラスαっていうのは生まれません。なので基本的には褒めること、これが人材育成には必要不可欠なのです。
昔叱られて育ったあなたも、これからの時代は是非褒めて伸ばしてあげてください。
褒める力の鍛え方
「そうは言っても褒め方がわからない。」っていう場合は褒める力を鍛えてください。論理的思考力や説明力等が鍛えられるように褒める力も鍛えることができます。
大事なのは「どこか褒めるところはないかな?」と相手のいいことを探すことです。これができると後輩指導だけでなく、人間関係全般も上手くいきます。
オススメの方法は「人のいいところを5箇所以上探して、それを相手に伝える」です。世の中には色んな人がいますが、皆それぞれ個性があります。長所もあれば、短所もありますが、長所と短所は表裏一体です。つまり何も特徴がない人以外は、誰しもが長所となりえる部分を持っているのです。
是非、そういった長所を探して褒めてあげてください。
まとめ
まとめると人を育てるときには「叱るよりも褒めたほうがいい」です。
なぜなら、褒めた方が創意工夫が生まれるからです。その人のパフォーマンスも良くなります。
実際に褒めて相手の承認欲求を満たすと実は褒めた側も幸福度が上がります。これについては別の記事で書いているのでよかったら読んでみてください。
いかがだったでしょうか?褒めて伸ばした方がいいことは感じていただけましたか?
是非、今まで叱っていた人は明日から相手を褒めることを心がけてみてください。きっとあなたと関わった人がもっと成長していきますよ。
あなたとあなたと関わっている人が、素敵な人生を送れることを心から楽しみにしています!
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元々はネガティブで頭から味噌汁をかけられた事もあるいじめられっ子でした。人見知りでメンタルも最弱。そんな僕でも自分の性格や考え方を変えることができ、今では毎日を本当に楽しく生きています。
自分の実体験を元に、
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